何気ない一言や人の顔色を気にしすぎてしまいます。自己肯定感はどうやったら高められますか?
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友達や好きな人の何気ない一言が、なぜか胸に引っ掛かり、ずっと頭に残ってしまう。
LINEの返事がそっけなかった気がして、何か悪いことをしたんじゃないかと考えてしまう。
ちょっとした表情や、声のトーンが気になって、心がざわざわする。
このコラムを読んでくださっているあなたには、そんな経験があるのではないでしょうか。
「こんなに人の反応を気にしてしまう自分は、自信がなくて、自己肯定感が低いのかな」
そう思うこともあるかもしれません。
今回は、高校生活のなかで実は気になっている方も少なくない「自己肯定感」について、「そもそも自己肯定感とは何なのか」「人の顔色が気になりすぎるときに、どんな視点を持てばいいのか」についてお伝えしていきたいと思います。
■ 自己肯定感は「何かができるから」高まるわけじゃない
自己肯定感という言葉を聞くと、
「自信がある人」
「何でもできる人」
そんなイメージを持つかもしれません。
でも本来の自己肯定感は、
「何かができる自分を認めること」ではありません。
「うまくできない自分でも、ここにいていい」
「何者でもない今の自分でも、存在していていい」
そうやって、自分の存在そのものを認められる感覚のことです。
実は、「何かができてはじめて自分の存在を認められる」という考え方でいると、何かができたら上が見えてそれができるようになるとまた上が見えて...ときりがなく、いつまで経っても自己肯定感を得ることはできないかもしれません。
今の世の中には、見た目が良いほうがいい、成績が高いほうがいい、能力があるほうが評価されやすい、という傾向があるのを強く感じますよね。
SNSを見れば、キラキラした人がたくさん目に入ってきて、
「ちゃんとしていないとダメ」
「期待に応えられない自分は価値がない」
そんなふうに感じてしまうことも少なくないかもしれません。
でも、本当はどんな自分でも存在していていいのです。
(もうすでに存在していますしね。)
誰かに嫌われても、誰かの期待に応えられなくても、あなたは存在していていいのです。
自己肯定感は、何かを積み上げた先にもらえる"ご褒美"ではなく、
「この瞬間から持っていていいもの」なのだと思います。
■ 人のことを気にしすぎてしまうときに、気をつけたい視点
誰かの言葉や表情が気になりすぎてしまうときは、意識が「自分」ではなく、「相手」に向きすぎているだけかもしれません。
たとえば、友達が少しそっけなかったとき。
「私、何かしたかな」
「嫌われたのかな」
と考えてしまうこと、ありますよね。
でも実際には、
相手が寝不足だっただけかもしれない。
部活や授業で嫌なことがあったのかもしれない。
家族とケンカしたのかもしれない。
どんなに仲が良くても、人の感情や反応は、100%理解できたり自分がコントロールしたりできるものではありません。
人はそれぞれ、自分の事情やコンディションを抱えながら生きています。
人間は、「自分ではどうにもできないもの」に意識が向きすぎると、不安になりやすい生き物です。
だからこそ大事なのは、
相手の領域と、自分の領域を分けて考えることです。
相手がどう感じるか、どうするか。それは相手の領域。
自分がどう感じたか、どうしたいか。これが自分の領域です。
いい意味で線引きをして、「自分ができること」に意識を戻す時間を増やしていくことが、心の安定につながっていきます。
■ どんな些細な「自分の声」も、拾って存在を認めてあげる
人のことを気にして期待に応えようとするあなたは、きっと、空気を読むのが得意で、人のニーズを感じ取る力が高い優しい方なのではないかと思います。
その反面、自分のニーズを後回しにしてきた人も多いかもしれません。
「こんなこと思っちゃダメ」
「わがままかもしれない」
「望む資格なんてない」
そんなふうに、自分の中に浮かんだ気持ちを、無意識に打ち消してしまっていることはありませんか?
先ほどお伝えした、あなたは何ができなくても存在していていい。
それと同じで、あなたの中に生まれるどんな感情や願いも、存在していていいのです。
慣れていないと自分の声は小さく感じられるかもしれません。
「今、ちょっと休みたい。」
「本当は一人になりたい。」
「もっとこうしたかった。」
そういったふと湧いてきた気持ちを、否定せずに拾ってあげてください。
紙に書き出してみてもいいし、
日記のように言葉にしてもいい。
人によっては、歌ったり、絵に描いたり、体を動かして表現するのもいいと思います。
大切なのは、自分の声をちゃんと拾って認めてあげること。
そうやって、どんなに小さな声でも拾い続けていくうちに、
以前よりも、
「どんな自分でいても大丈夫」と思えている自分に気づくときが来ます。
自己肯定感は、無理に高めようとして手に入れるものではありません。
自分の存在や気持ちを、丁寧に扱うことの積み重ねの中で、
静かに、でも確実に育っていくものだと私は実感しています。
☆ 小さな一歩が未来を変える。今、前に進むための質問
今日一日の中で、あなたが感じた「小さな本音」は何でしたか。
それを、誰にも見せなくていいので、言葉や形にしてみませんか。
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- プロフィール : 中村 文香(なかむら あやか)
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U-Discovery代表。国家資格キャリアコンサルタント。高校生からミドル世代まで、キャリアの転換期における意思決定や、周囲と協力しキャリアを築いていくためのサポートを行なっている。高校の進路選択では、人の心に関わる分野に興味がありながらも、就職で潰しがきくと、工学部を選択。北海道大学総合科学院総合化学専攻修了後、電子機器メーカーにて研究開発に従事。三十歳を目前に、今後のキャリアで本気で取り組みたいことを考えた結果、学生時代から関心のあったキャリア支援の道への転向を決意。同企業の人事部を経て独立。理系出身の分析力と大幅なキャリアチェンジの経験を活かした視点や、楽しみながらキャリアに取り組めるワークが好評。
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