進路選択、自分の選択が本当にこれでよかったのか不安になります。
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進路を決めたあと、「本当にこれでよかったのかな...?」と不安になることはありませんか?
多くの友達が別の道を選んでいることを知ったり、SNSで誰かのキラキラした投稿を見たりすると、「自分はもしかして間違った選択をしたのかも」と心が揺れることがあるかもしれません。
今回は「選んだあとに出てくる不安」とどう付き合うかについて一緒に考えてみたいと思います。
■ 不安と共にいること
「決めたのに、迷ってしまう」これは、きっと多くの人が感じることかと思います。特に進路選択は皆さんにとって大きな決断。「他の選択肢の方がよかったかも」と考えてしまうのも無理もないと思います。
不安でいるのは気持ちが悪いので、ついつい「こんな気持ちを消し去りたい」とか「こんなに不安になる自分はダメなんじゃないか」と思われるかもしれませんが、人間は未知の領域に向き合っていると不安になるものです。
先日とある有名企業のエグゼクティブの方にキャリアについてお話を伺う機会があったのですが、自分も未知の決断のときは不安になるし、日々葛藤しているとおっしゃっていました。私からみると、こんなに立派で迷いなんかないんじゃないかと思う方でも、やっぱり不安になったりするんだなと、なんだか勇気をいただいた感覚がありました。
あなたが今、不安や迷いを感じていることは悪いことではなく、きっと未知の出来事と向き合っている"成長のサイン"なのかもしれません。
先ほどのエグゼクティブの方のお話のように、どんなに成長しても不安はなかなか消えることはありません。大切なことは「不安をなくすこと」ではなく、「不安と一緒に進むこと」なのではないでしょうか。
変化の激しい時代、今後も未知の出来事に遭遇することが想像できます。
だからこそ、今あなたが不安と共に一歩を踏み出す経験自体が、未来に進む力になるのではないかと思います。
■選んだ道を自分にとって「よかった」と思えるものにしていく視点も大事
次にお伝えしたいのが、当たり前のことかもしれませんが、正直選んだ道が自分にとってよいかどうかは現時点では誰にも分かりませんし、進んだあともどうなるか分かりません。
そのため、どれが正解かというよりは、「自分が選んだ道を自分にとっての正解にしていく」といった視点を持つことも大事だなと思います。
どんな道に進んだとしても、そういった視点を持っていると経験を糧にしていくことができます。
不安な気持ちがあるのはしょうがないですが、その不安に翻弄されすぎてしまうと、集中力がなくなってしまい、本来持っている力を発揮することができません。
選んだあとは、一度腹を括って、その道を自分にとって良いものにするんだという覚悟というか、前向きな気持ちを持って日々を過ごしていくということが大事だなと思います。
もちろん、そうやって選んだ進路に進むべく頑張っているなかで、やってみたからこそ分かった違和感に気づくこともあるでしょう。そうした場合は道を変えることも可能ですし、入学したあとに「違った」と分かった場合も道を変えることは可能です。
(実際、大学や専門学校に入ってから学部を変えたり、社会人になって他分野に転職したりする人にたくさんお会いしてきました。)
まずは、一度自分が決めた道を自分にとって「よかった」と思えるものにしていくという姿勢で取り組んでみることをおすすめします。
■ 小さな行動を重ねることが自信につながっていく
ここまでお伝えしてきたようなことを意識しても、やっぱり不安になってしまうことってあると思うのです。
様々な方とお話ししていて、意識が過去や未来に行ってしまって今に集中できていなかったり、自分を必要以上に大きく見せようとしていたり、自分との約束を守れていなかったりするとき、人は不安になるのだなと実感しています。
そのため、何かを決めたあとは、一歩一歩、等身大の自分でできることを積み上げていくことが自信につながっていくのだと感じています。
たとえば、志望する分野について調べてみる。
興味のある学校の情報を取り寄せたり行ってみたりする。
その分野で学んでいる先輩や先生に話を聞いてみる。
必要な学力をつけるために勉強を日々積み重ねる。
そうした行動の一つひとつは小さく見えるかもしれませんが、
「自分で選んで動けている」という実感から自信を育ててくれる大切な一歩です。
私がキャリアの相談を受けてきた中でも、最初から"完璧な選択"をしていた人はほとんどいません。
多くの人は、選んだあとに動きながら、ときには軌道修正しながら自分に合うやり方を見つけていきます。
そして、動く中で「これでよかった」と思える瞬間が少しずつ増えていくのです。
もし今、不安で立ち止まってしまいそうなときは、
「この不安の中でもできることはあるかな?」と問いかけてみてください。
不安をなくそうとするより、正面から向き合っていく方が、
結果的に心の落ち着きを取り戻す近道だったりします。
そして、動いたあとには必ず「できた自分」を見つけてあげてください。
・今日は調べものができた
・先生に質問できた
・気になっていたことをノートにまとめられた
・参考書のこの単元を終えられた
完璧じゃなくても、小さなできたことや兆しを積み上げていくことで自信は静かに確実に育っていきます。
進路は、選んだ瞬間にすべてが決まるものではありません。
選んだあとにどう動くかで、景色はいくらでも変わっていきます。
今は不安でも、いつかきっとこの経験がみなさんの今後のキャリアのパワーになってくれると私は信じています。
☆ 小さな一歩が未来を変える。今、前に進むための質問
選んだ道を自分にとって「よかった」と思えるものにするために、今の自分にできる小さな一歩はなんですか?
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- プロフィール : 中村 文香(なかむら あやか)
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U-Discovery代表。国家資格キャリアコンサルタント。高校生からミドル世代まで、キャリアの転換期における意思決定や、周囲と協力しキャリアを築いていくためのサポートを行なっている。高校の進路選択では、人の心に関わる分野に興味がありながらも、就職で潰しがきくと、工学部を選択。北海道大学総合科学院総合化学専攻修了後、電子機器メーカーにて研究開発に従事。三十歳を目前に、今後のキャリアで本気で取り組みたいことを考えた結果、学生時代から関心のあったキャリア支援の道への転向を決意。同企業の人事部を経て独立。理系出身の分析力と大幅なキャリアチェンジの経験を活かした視点や、楽しみながらキャリアに取り組めるワークが好評。
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- http://ayaka-nakamura.com/