category:進路選択親子で読みたい
進学NEWS
2024.01.04

いよいよ受験シーズン本番。当日までに意識したい心の整え方。

受験本番が近づいてきましたね。私の受験はかなり昔の話ですが、当時を思い出すと今でも胃がキリキリしてきますので、皆さんはもっと気が気でない日々を過ごしていらっしゃることでしょう。


かくいう私自身は浪人を経験しておりまして、そんな自分自身のことや、これまで関わってきた受験生の皆さんのことを思い出しながら、当日に皆さんの実力を発揮できるような心の整え方、向き合い方についてお伝えしたいと思います。


■怖いのは自分の中の頭の声

受験直前の時期、勉強を邪魔する要因として怖いのが、体調不良、あとは「自分の頭の中の声」だと思います。


体調不良に関しては、本当に気をつけたほうがいいので、睡眠をしっかりとって、気合を入れようと特別にトンカツなどは無理して食べようとせず(好きだったらいいのですが)食べ慣れたものを食べて健やかに過ごしてください。


もう一つの「自分の頭の中の声」というのは、当たり前ですがずっと付きまとってくるので、注意をしたいものです。


    「もっと〇〇していれば・・・」
    「本当に大丈夫なんだろうか・・・」
    「落ちたらどうしよう・・・」
などなど、不安になるような想いが頭をもたげ、勉強に集中しきれないこともあると思います。


そういうときにまずおすすめなのが、頭に浮かんできたことを紙に書き出したり、優しく聴いてくれる誰かに話したりしてみることです。


紙に書いて見えるようにしたり、口に出してみたりして客観的に捉えることができると、頭の中でぐるぐると考えているだけだったときよりは、不思議と少し気分が軽くなるのを感じると思います。


そして、自分で対処できるものに関しては対処する、そうでないものについてはなるべく考えないように切り離すとさらにスッと心が落ち着くことが多いです。


■できている部分にも目を向ける

不安になるようなことを考えないようにするといっても難しいこともあると思います。


そういったときは、「できていない部分」ばかりに目が向いてしまっているので、逆に「できている部分」に目を向けてみましょう。


もちろん、試験範囲の「できてない部分」に対して具体的対策をしていくことは大切ですが、これまで積み重ねてきた「できている部分」に目を向けていくことも、直前のこの時期に心を整えるためには大切です。


これまで頑張って勉強した参考書、ノート、相棒のペン、その他諸々の勉強グッズなどを改めて見つめてみてください。


試験範囲でできるようになった部分はもちろんたくさんあるでしょうし、それ以外でも、コツコツできるようになったこと、凹んだ時の気分の持ち上げ方、あきらめない気持ちなど、見えない内面の部分もまだまだ完璧ではないかもしれませんが、少しは成長したところが見つかると思います。


そんなところに目を向けていると、受験に立ち向かうのは「当日の自分」ですが、「過去の自分たち」も応援してくれているような不思議な気持ちになったりするものです。


■目の前のことに集中する

こうして気持ちが落ち着いてきたら、あと自分にできることはもう「目の前のやることに集中」してコツコツやり続けることです。


最後の仕上げとして、今の自分に必要なことに取り組んでいきましょう。


そしてこの姿勢は、試験当日も同じです。いえ、当日こそ特に意識していいただきたいです。


当日は本当に自分との戦いで、魔が差すとあっという間に会場の雰囲気に飲まれてしまうということがあります。
(ちなみに私は現役生のとき、数学の前半のいつもはできる問題が急にできなくなってしまい焦って「このままではやばい・・・」という頭の声にもっていかれてしまった経験があります)


少しでも意識がそれたときは、嘘のような話ですが目の前の試験に意識を取り戻す「おまじない」のようなものを持っておくと安心です。


例えば「目の前に集中」「用紙に集中」「深呼吸」など自分にしっくりくるものならなんでもOKなのですが、意識が逸れそうになったときに何度か頭のなかで繰り返します。


そうすると、自然に目の前の試験へ意識が戻るはずです。
(自然に戻るので、いつ戻ったのかその瞬間は気づかず、後から振り返ると戻ったんだと分かるという感じです)


ちなみにこの「おまじない」の方法は舞台俳優さんから教えてもらったのですが、脳科学的にも有効とされているようです。試験を受けるという社会人の方にもお伝えしたのですが、よく効いたようで感謝されました。
(なので今後、緊張するシーンではいつでも使えます)


さて、このコラムも集中して読んでくださっていたら、読む前よりは幾分か気持ちが整っていらっしゃるかもしれませんね。


人間ですから不安になったり緊張したりするのは仕方がないことですし、それだけご自身にとって受験が大切なことということです。


このコラムが少しでもお役に立って皆さんの実力が十分、十二分に発揮されることを願っております!応援しています!

[中村 文香]
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プロフィール : 中村 文香(なかむら あやか)

U-Discovery代表。国家資格キャリアコンサルタント。高校生からミドル世代まで、キャリアの転換期における意思決定や、周囲と協力しキャリアを築いていくためのサポートを行なっている。高校の進路選択では、人の心に関わる分野に興味がありながらも、就職で潰しがきくと、工学部を選択。北海道大学総合科学院総合化学専攻修了後、電子機器メーカーにて研究開発に従事。三十歳を目前に、今後のキャリアで本気で取り組みたいことを考えた結果、学生時代から関心のあったキャリア支援の道への転向を決意。同企業の人事部を経て独立。理系出身の分析力と大幅なキャリアチェンジの経験を活かした視点や、楽しみながらキャリアに取り組めるワークが好評。

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