category:進路選択親子で読みたい
進学NEWS
2021.12.01
高校生の悩み相談室

自分に自信を持つにはどうしたらいいですか?

「自分はこの先の社会でやっていけるのかな...?」
「なんとなくやりたいことはあるけれど自分なんかにできるのかな...?」
「自分の選択に自信が持てなくて進路を選べない...。」

などなど、進路選びに際して、「自信がない、自信を持ちたい」と悩んでいる高校生の皆さんにお会いすることがあります。

進路選びという皆さんにとって大きな決断の前に自分が小さく見えてしまって、心細くなってしまうこともあると思います。
今回は、「自信」についてどのように向き合っていけばいいのか、一緒に考えてみましょう。

自信を持つためにオススメなこと

まず、「自信がない」感覚というのはどのような感じでしょうか?
こういったお話を伺っていくと「なんとなく漠然と...」という方が多いように感じます。

このような方にオススメなのは、「事実を積み上げていく」ことです。
人はなんとなく漠然と、自信がなかったり、怖かったりとネガティブな感情を感じているときに不安になって、悩んでしまいがちです。

そんなときは、
・具体的に特に何を不安に思っているのか?
・その方向に進むために足りないことってなんだろう?
・自信はなくても事実として自分ができていることは?
など、考えていることを事実ベースで具体的にしていきます。

そうすると、漠然としていた「自信のなさ」から、
・特に人と話すのが苦手なのを不安に思っている
・この分野の経験が足りない
・以前よりも、この部分は自分でできるようになった
などなど、
一段具体的になったことによって、自分が次にやったほうがいいことに目が向いたり、実は力がついていることがわかってきたりして、少し気持ちが落ち着いてくる のではないでしょうか。

このように「感情を挟みすぎず具体的に事実を確認する」ということを積み上げていくと徐々にですが自信がついてきます。

他にも、「自身がないんです...」という方の特徴として、「完璧主義」とか「理想とするレベルが高い」というものがあります。
このような方は、減点方式のテスト、育った環境、元々の性格などさまざまなことによる影響で、自分の「できているところ」よりも、「できてないところ」に焦点を当ててしまう癖がついている傾向にあります。

そのため、おすすめなのは自分の「できていること」に目を向けること。
日記のような形で手帳やノートに書いてもいいですが、できていることに目を向けるように癖づけをしていくと、段々と自信がついてくる方が多いです。

自信を持つのは大切なことでもあるけれど

ここまでは、「自信をつける」ためにオススメなことをお伝えしてきましたが、私はさまざまな方のキャリアのお話を伺うなかで「自信はなくても大丈夫」だと考えています。

確かに自信を持つことで、色々とチャレンジできるようになったり、気持ちが楽になったりなど、大切なことではあるかもしれません。

しかし、社会で活躍されていて自信満々に見える方でも「実は自信がないんです...」という方も大勢いますし、むしろ自信がないことで謙虚に細やかなことまで確認したり、準備したりと良い方に働く場合もあります。

そのため、「自信を持つこと」も大切ではありますが、そこに囚われて前に進めないというのはもったいないことだと思うのです。

とにかくまずは一歩から

自信があってもなくても、キャリア形成や進路選びにとって大切なことは、自分がちょっとでもやりたいな、興味があるなと思えることについて、まずは小さなことでもいいので一歩進んで体験してみることだと思います。

そうすることで、今まで考えていただけでは見えてこなかったことが見えてきて、次にやることが見えてきてまた進んで。こういった流れにのって体験を少しずつでも積み重ねていくことで、自分らしく納得したキャリアを歩めるようになってきますし、気づいたときには自信もついてきているのではないでしょうか。

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[中村 文香]
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プロフィール : 中村 文香(なかむら あやか)

国家資格キャリアコンサルタント。高校生からミドル世代まで、キャリアの転換期における意思決定や、周囲と協力しキャリアを築いていくためのサポートを行なっている。
高校の進路選択では、人の心に関わる分野に興味がありながらも、就職で潰しがきくと、工学部を選択。北海道大学総合科学院総合化学専攻修了後、電子機器メーカーにて研究開発に従事。三十歳を目前に、今後のキャリアで本気で取り組みたいことを考えた結果、学生時代から関心のあったキャリア支援の道への転向を決意。同企業の人事部を経て独立。理系出身の分析力と大幅なキャリアチェンジの経験を活かした視点や、楽しみながらキャリアに取り組めるワークが好評。

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