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進学NEWS
2021.04.01

高校3年間の受験スケジュールを知ろう

勉強に部活に遊びに、高校生は忙しい! 何も意識しないと毎日があっという間に過ぎ、進路を決めなければいけないときが来てしまいます。高校3年間を有意義に過ごすため、いつまでになにをするべきか、学年ごとに見ていきましょう。

高校1年生がやるべきこと

■勉強のリズムを作る

受験勉強は高校1年生からの積み重ねが大切です。授業で習ったことはその都度、しっかり理解していきましょう。入学してしばらくは新しい環境に慣れるのが大変だと思いますが、予習復習、宿題など、やることはたくさん。朝少し早く起きて勉強する、夜に勉強したほうが集中できる、平日は宿題だけで土日にまとめてなど、自分なりの勉強のリズムを作ることが大切です。


■後悔のない文理選択を

多くの学校では、文系か理系か、高校2年生からコースが分かれ、夏休み明けにその選択があります。(※学校によっては入学時から分かれているところ、あるいは文系理系わけずに学ぶところもあります)

どちらを選択するかによって、高校2年から学ぶ科目が変わり、そのことが受験できる学部学科に影響してきます。将来やりたいことがはっきりしている人は別として、多くの高校生にとっては頭を悩ませてしまう大きな問題でしょう。

一度決めたあとでも変更することはできますが、そのためには大変な努力が必要です。後悔のない選択をするためにも、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇を利用して、気になる仕事について調べてみる、興味のある学校の資料を取り寄せて目を通してみる、オープンキャンパスに参加してみる、自分が進みたいと思っている道に実際進んでいる大人や学生の人に話を聞いてみるなど、いろんな方法でできる限りの情報を集め、じっくり進路について考える機会を作っていきましょう。

高校2年生がやるべきこと

■志望校・学部・学科を絞り込む

3年の受験を見すえて、志望校・学部・学科を絞りこみましょう。そのためには、調べたり行動したり、積極的に動くことが大切です。

6月から8月にかけては多くの学校がオープンキャンパスを実施している時期ですので、学校案内を取り寄せて目を通したうえで、実際に学校に足を運んでみることをおすすめします。

どんな雰囲気なのかを肌で感じることができますし、学校の先輩や先生たちに直接話を聞く機会があったりして、「もしここに入学したら...」と具体的にイメージすることができます。


■家族や先生を味方に

高校2年の終わりまでに、「希望進路先」を提出し二者面談、あるいは三者面談が行われます。そのときまでに、進路について家族としっかり話し合い、一致団結して受験に向かえるようにしておきましょう。入試、そして進学は保護者に大きな金銭的負担がかかります。それぞれの申し込みや手続きには期日があり、「この日までにお金を用意しないと」ということが多く発生しますので、「用意できなくてチャンスを棒に振ってしまった」ということのないよう、保護者に理解してもらい、協力してもらうことが欠かせません。

また、先生も勉強面はもちろん、「この学校ではこういったことが学べる」「こんな奨学金制度がある」「その学校には卒業生が通っている」など、幅広く情報を持っているので、自分の夢を応援してくれる味方として、困ったときには気軽に相談してみましょう。

高校3年生がやるべきこと

■いよいよ受験生

4月の時点で志望校が決まっていれば、一般入試のほかに、指定校推薦、公募推薦、AO入試など一足先に結果が決まる入試が利用できないか検討できるなど、志望校合格に向けて、さまざまな可能性を探ることができます。また、合格するにはどれくらい学力を伸ばす必要があるのか、現状から逆算して用意していく時間もまだ十分ありますので、志望校の決定は3年になるまでを一つの目安にできるといいでしょう。

まだ決め切れていない人は、ピンとくる学校に出会うまで情報を集め、具体的に動くことを続けてください。周りの人たちが進路を決めていくなかで焦ってしまうこともあるかもしれませんが、大切なあなたの未来に関わることです。早く決めることが目的ではありませんので、納得いくまでしっかり考えていきましょう。

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[「親子で考える17歳の進路」編集部]
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プロフィール : 「親子で考える17歳の進路」編集部(おやこ17へんしゅうぶ)

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