category:進路選択親子で読みたい
進学NEWS
2020.04.01
選べる!決められる!人になるための1年強化プログラム

1か月目:
間違いない進路選びの方法とは?

「進路選びって、どうしたらいいか分からないし、今後の人生を左右しそうで失敗が怖いな...」

など、皆さんの中には進路選びに対して不安や戸惑いを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今や仕事でさまざまな方の進路相談にのっている私でも、高校生のころはどうしていいか分からず、気が重かったのをよく覚えています。

そんな進路選びを進めていくためのヒントを、「選べる!決められる!人になるための1年強化プログラム」と題しまして、これから一年間、筋トレのごとく、エクササイズも交えながらお伝えしていきたいと思います。(私が高校生のときに知りたかった...)進路について、不安になったとき、向き合って考えたいときにお役に立てば嬉しいです。

1回目の今回は、「間違いない進路選びの方法とは?」というテーマを考えてみたいと思います。

進路選択の間違いって?

このコラムを読んでいる方の多くは「進路選びを間違いたくない。正解を知りたい」と思っているでしょう。今まで皆さんが受けてきた教育では「正解がある」ものがほとんどだったでしょうから、そう思ってしまうのは自然なことなのかもしれません。ですが、私は、さまざまな方のキャリアについてお話を聞く中で、進路選びには「正解も間違いもない」と感じています。

状況がどんどん変わりゆく現代社会では市場も大きく変わるため、高校生の時点で間違いないと言われていた仕事に通じる進路でも、社会に出る頃には、そうでなくなっているかもしれません。また、熟考して選んだけれど進んでみたら違った、など実際にやってみないと分からないという側面もあります。

もしも選んだ道が予想外の結果であったとしても、その経験は自分次第で生かすことができますし、もう一度、別の道を選び直したっていいのです。高校時代の進路選びが思っていたものと違っても、イキイキ仕事で活躍されている方を私はたくさん見てきました。社会って、多くの高校生の皆さんが思っているよりずっと自由なようです。

そして、何より、働き方、暮らす場所、家族のあり方など、人生の選択肢が多様になったこの時代に、自分で考えて「選ぶ」「決める」、大きな決断をするという経験はどのような結果になっても無駄になることはありません。

「選ぶ」「決める」には慣れも大切

そうは言っても、「大きな決断をするなんて怖い...」とか「自分は決めるのが苦手な性格だしな...」などと思われた方もいるかもしれませんが、それは無理もありません。なぜならほとんどの高校生の皆さんは、「選ぶ」「決める」ことに慣れていないからです。恐らくこれまでは、保護者の方や学校の先生が決めたことに従う場合が多かったのではないでしょうか。でも大丈夫。「選ぶ」「決める」ことは、トレーニングのように繰り返し慣れてくれば、できるようになるものだからです。

小さくてもOK、まずは動いてみよう

トレーニングと言っても、まずは小さなことからでOKです。これから1ヶ月ずつ、進路を「選んで」「決める」、そして目標の進路に到達できるように、「エクササイズ」を出していきますので、無理しすぎない範囲で(もちろん、やってみたかったらどんどんチャレンジしてくださいね!)一緒にトレーニングをしていきましょう。コツは、自分の好きなことや、ちょっとでも楽しめそうなことにエクササイズを結びつけることです。

次回は、進路を「選んで」「決める」ためにまず取り組みたい、「自分を知る」ことについて、お伝えしたいと思います。

今月のエクササイズ!
  • 小さなこと(今日何を食べたいか、自由時間をどう過ごすかなど)でも良いので、なるべく自分で決めてみましょう。
  • 余裕がある方は、なぜそれを選んだかも考えてみると、次回の「自分を知る」へのヒントにつながりますよ。
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#1年間強化プログラム , #中村文香 , #高校生の進路選び
[中村 文香]
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プロフィール : 中村 文香(なかむら あやか)

国家資格キャリアコンサルタント。高校生からミドル世代まで、キャリアの転換期における意思決定や、周囲と協力しキャリアを築いていくためのサポートを行なっている。
高校の進路選択では、人の心に関わる分野に興味がありながらも、就職で潰しがきくと、工学部を選択。北海道大学総合科学院総合化学専攻修了後、電子機器メーカーにて研究開発に従事。三十歳を目前に、今後のキャリアで本気で取り組みたいことを考えた結果、学生時代から関心のあったキャリア支援の道への転向を決意。同企業の人事部を経て独立。理系出身の分析力と大幅なキャリアチェンジの経験を活かした視点や、楽しみながらキャリアに取り組めるワークが好評。